• 人々

しまんと西土佐に住んでいる老若男女のお仕事や日々のくらしをお伝えします。

地域おこし協力隊 水上
2026.05.08

笑顔をつなぐ 四万十の花街道物語

JR予土線・窪川駅から四万十市西土佐方面へ車を走らせると、山や川の景色がより深まり、四万十川の蛇行とともに旅が始まる。

西土佐地域に入り、間もなくすると長生(ながおい)沈下橋付近から続く桜並木は、春には道の両側から桜が枝を広げ、まるで「花のトンネル」をくぐっているような心地よい景色が広がり、自然と笑顔になってくる。

この美しい景観を守り続けているのは、竹村綜合建設の金谷社長である。

かつての四万十川漁協連合会長の想いを継ぎ、「四万十川沿いの桜を40,010(しまんと)本にする」という壮大な目標を掲げ、日々管理に励んでいる。

その活動は桜に留まらず、片側1.7km、両側で3.4kmに及ぶ「花街道」には、梅、ツツジ、年に二度咲くバラ、初夏にはアジサイ、秋のモミジ等が植えられ、四季折々の表情で訪れる人を笑顔にしている。また、西土佐の中心地・江川崎の花壇も地域の皆様と協力して整備するなど、その想いは隅々にまで行き届いている。

こうした風景づくりは、金谷社長の「地域の暮らしに寄り添う」という仕事の原点と深く結びついている。「今この地域に足りないものは何か」を常に問い、建設業を核に、介護、家庭から出るごみの収集運搬、産業廃棄物処理場、警備など多岐にわたる事業を展開。地域の困りごとに向き合う、一貫した信念に基づいている。

「西土佐を良くしたい、ここに暮らす人々を守りたい」

その答えを探し続ける金谷社長の挑戦は、四万十の美しい風景とともに、今日も力強く続いている。

アジサイについてはこちらもご参照ください:朝日新聞2021.6より

「現代の花咲かおじさん」四万十川を紫陽花色に染める [高知県]:朝日新聞

担当:四万十市地域おこし協力隊 水上さよ子

お問い合わせ

有限会社竹村綜合建設

2026.03.10

西土佐大陸:地域に思いを寄せる小さな町のパン屋さん店主『佐竹智代さん』

四万十川のほとりでひっそりと体に優しいパンを焼いている人がいます。
四万十市、西土佐在住。佐竹智代さん。
地元の人は「宮地」と呼ぶこの地域で、無添加・国産小麦にこだわる西土佐唯一のパン屋を営んでいます。
予約でパンを注文されるほど、地域に愛されるパン屋さんです。

開店のきっかけは「自分達が働く場所は自分達でつくろう」
 いったん西土佐を離れた時期もあったが、子どもが小学生になるころに、西土佐へ戻ってきた。パートをするのは何か違う、と思い十和にいる友達と一緒に「自分達が働く場所は自分達でつくろう」と思っていた。その頃大正地区のパン屋がどうやら大繁盛しているらしい、と聞きつけた。そこで、宇和島のパンの先生のところに1年半ほど習いに通い、パン屋を開業。

 現在パン屋があるその場所は、智代さんの実家が代々旅館業を営んでいたので朝食にパンを出す旅館をやってみては?との意見もあったそう。しかし智代さんは時代の流れとともに変化していく地域の中でパン屋一本で営むことを選んだ。

宇和島で習ったのはドライイーストで作るパン。お店の主なパンは生イーストを使っている。酵母パンは独学で学んだそう。私の好きなのは酵母を使ったタイプで、こちらはプレーンとクルミ入りの2種類がある。素材のおいしさがわかるシンプルなそのパンは、そのままでも、クリームチーズなどと一緒に食べるのもおススメ。

関心ごとは地域づくり
 目下心配事は、“地域づくり“とのこと。「だんだん地域の人が少なくなって…。宮地(パン屋がある地域の名称)は「銀座通り」というぐらい昔は活気があったのだけど。」駅も近いし、旅館も数件並んでいて、ひとの流れがある地域で『よそから来た人が根付く地域だった』といったのは旅館を営んでいたお母さんの言葉だそう。西土佐には外からピンポイントで地域に住み着き、地域の為に頑張ってくれる人が度々現れる。これから新しい風が吹いてくるのを期待している、とのこと。

パン屋の将来より、地域の発展や地域の課題に心を寄せる、パン屋の智代さんがつくるパン。
週末は道の駅に商品が並びます。一度食べてみてはいかがですか?

担当:四万十市地域おこし協力隊 水上さよ子

お問い合わせ

どんぐりはうす

  • 四万十市西土佐江川﨑214
  • TEL:0880-52-1004