星空の街に認定されているしまんと西土佐。ホテルに併設されている天体望遠鏡を覗くと見える満天の星のお話。

ホテル星羅四万十 星憧アテンダント 谷 沙希
2026.07.05

今月の星空 ~2026年7月~

クイズの答え合わせは、ぜひ四万十天文台の天体観望会へ☆

と、いうことで今回は七夕のご紹介でした。

ちなみに、四万十市の友好都市である大阪府枚方市は「七夕伝説ゆかりのまち」となっています。枚方市を訪れた際に七夕スポットを巡ってみるのも面白そうですね。

さて、今月末には梅雨明けして七夕の星をはじめ夏の星座が見られるでしょうか。

20時ごろ、東の空に夏の星座の1等星3つからできる「夏の大三角」が見られます。ところで、「夏の大三角」のメンバーの星たちは、みんな白っぽい色をした星…プラネタリウムならボタンを押せば星の名前や星座絵などがでてきますが、実際の夜空では正直どれがどれなのかさっぱり…天体観望会でも「全部同じに見える…」と、思わず呟くお客様も。谷も激しく同意です!

では、ここで「夏の大三角」のメンバーの見分け方をご紹介しましょう!

①ベガ

七夕の「おりひめ星」にあたるのがこの星!天帝の娘なので、3つの星の中で一番明るい星です。

②デネブ

七夕のお話には出てこない、赤の他人の星です。2人の邪魔をしないようにこっそりと光り見守っているので、3つの星の中で一番暗い星です。

 ③アルタイル

  七夕の「ひこぼし」にあたる星です。明るすぎず暗すぎない、3つの中で

ほどほどの明るさの星です。

星座早見盤では1等星はみな等しく同じサイズで表現されていますが、実際には1等星に分類される星の中でも明るさが違います。ぜひ1等星の明るさにも注目しながら探してみてください☆

  • 前回のクイズの答えは、今月の「C」でした!今月のお話にも登場しましたね。さて、あとのお姫様がいらっしゃる場所、皆さんはわかりますか?

え?おとひめ様はお手洗いですって?違いますよー!(笑)

ホテル星羅四万十・四万十天文台

星憧アテンダント 谷 沙希

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四万十市天体観測施設「四万十天文台」

2026.06.05

今月の星空 ~2026年6月~

梅雨…それは谷にとって耐え忍ぶシーズン…

理由は「星空が見られないから」…なので、夜に晴れると雪が積もって喜んで走り回る犬のごとく喜びます(笑)

さて、今月はどんな星空が見られるでしょうか。

6月星図

梅雨時のため、数えられるほどしか星空を見上げられないかもしれませんが、今月の注目ポイントは

☆9日前後:金星と惑星が大接近!

☆17日:細い月が木星に接近

☆18日:細い月が金星に接近

☆19~20日:金星がプレセぺ星団に大接近!

です。

金星がプレセぺ星団に大接近する様子は、双眼鏡で見るのがオススメです。日暮れ頃、西の空で輝く金星を双眼鏡で見ると、近くに小さな星たちがパラパラとたくさん見られます。この小さな星たちの集まりは「散開星団」と言い、かに座の「プレセぺ星団」という名前がついています。

プレセぺとはラテン語で「飼い葉桶」という意味があり、カニの甲羅にあたる4つの星の並びが桶、上下の星たちをロバに見立てて呼んだのだそうです。ちなみに、英語では「Beehive(ミツバチの巣) Cluster」なんて呼ばれているとか。

プレセぺ星団

月明かりのない時期には肉眼でもぼんやりと雲のように見られますが、

双眼鏡を持っているという方はぜひ使って観察してみてください。

さあ来月はいよいよ七夕!皆さんは短冊に何を書きますか?

今回は七夕からクイズ…七夕の女の子の星の名前…なんでしたっけ?

A.おとひめ様

B.かぐやひめ様

C.おりひめ様

答えが知りたくなった皆様は、ぜひ四万十天文台の天体観望会へ☆

★前回のクイズの答えは、「A」でした!

北斗七星を有する「おおぐま座」が、悪さをしないよう見張って後をつけるように見えることが由来のようです。

北斗七星の柄杓の持ち手を伸ばしてみると見つけられます。

春の大曲線

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四万十天文台/星羅四万十(宿泊)

2026.05.06

四万十の今月の星空 ~2026年5月~

西土佐へ移住して今年14年目の星憧(せいしょう)アテンダントが日々の「星」や「星座」に関する情報をお伝えしていきます。

今年は桜が満開の時期に天候と月齢に恵まれず…ちょっぴり悔しい春の始まりとなった谷です。

桜と満天の星の写真は、来春の楽しみにとっておこうと思います。桜満開のタイミングと天候に恵まれますように…

さて、今回からは今月の星空について紹介していきます。

5月星図

季節はあっという間に新緑の季節!夜空も春の星座たちが空高くに見られるようになりました。

今月の天体観望会では、15日ごろまで太陽系最大の惑星「木星」、21~29日ごろまで「月」をメインにご案内予定です。その他、春の夜空に見られる「二重星」や恒星の集まり「星団」なども、月明かりや天候状況を見ながらご案内予定です。

望遠鏡で撮影した木星

ちなみに、谷の好きな春の星座は「うしかい座」、好きな春の星はうしかい座の1等星「アルクトゥールス」です。

うしかい座は星の並びが好きで、スタンドにセットされたソフトクリームっぽく見えるからという何とも食いしん坊な理由です(実際の星座絵はおじさまが描かれており、スイーツ要素は一切ありません笑)。1等星「アルクトゥルス」は小麦色のような暖色系の1等星で、今の季節の日暮れ頃、東の空高いところに見つけられます。日暮れ頃の絶妙な空の色と星の色のバランスの良さが好きな理由です。

うしかい座(春)

ところで、この「アルクトゥールス」には「○○の番人」という意味があります。

ここでクイズです!うしかいのおじさまは何の番人でしょう?

A. 今年も問題になりそうなクマ

B. 誰もが見惚れる美しいカンムリ

C. ウシ以外の選択肢いる?

最後まで読んで答えが知りたくなった皆様は、ぜひ四万十天文台の天体観望会へお越しください☆

ホテル星羅四万十・四万十天文台

星憧アテンダント 谷 沙希

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四万十市天体観測施設「四万十天文台」

2026.04.14

星空の街・西土佐で初めて見た夜空

「四万十の天文台がリニューアルするんだけど、運営やってみない?」

 2012年初冬、兵庫県姫路市の公開天文台で嘱託職員として勤務していた私に、そんな話が舞い込んできました。当時、他の公開天文台の正職員募集を探しており、「天文台で仕事ができるならどこへでも」と考えていたため、その話を伺ったときには「じゃあとりあえずお話だけでも…」と、言っていたのですが、そうこうしているうちに面接だなんだと気が付けばとんとん拍子に話が進んでいき、2013年3月には西土佐へ来ていました。

初めて見た西土佐の北斗七星

 西土佐へはじめて来たの日の夜、ある致命的なことに気が付きます。

「北斗七星…どこ!?」

それは、星が多すぎて星座をすぐに見つけられないということでした。これまでの夜空は、街明かりやゴルフ場のナイターの影響で満天の星は見えず、天の川が年に数回、それもうっすらしか見えない空でした。それでも嬉しくて「みなさん、今日は天の川が見えていますよ!」と、案内していたのですが…。星が見えすぎて星座を辿れないとは思ってもみないことでした。西土佐へ移住してから1年かけて各季節の星空で星座を探す特訓をし目を慣らしていきました。西土佐へ来て今春で14年目に突入しましたが、春になると初めて見た西土佐の夜空を必ず思い出します。

郊外で見たさそり座付近@姫路

西土佐で見るさそり座付近の夜空

満月1週間後~新月3日後の20時、これは夜の早い時間に満天の星が見られる時期です。いよいよ来月より、その月に見られる星空などをご紹介していこうと思います。1人でまったり見上げるも良し、誰かと一緒に見上げるも良し、星空の楽しみ方は星の数だけあります。皆さん自身の星空の楽しみ方を探してみてください☆

天体観望会 20:00〜21:00

毎週水曜日 (臨時休館あり。詳しくはお問い合わせください)

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四万十市天体観測施設「四万十天文台」

2026.03.10

星空の街・西土佐の小さな公開天文台

はじめまして!西土佐へ移住して今年14年目の「星の子」こと、谷です。今回は第1回目なので、「公開天文台」について紹介をしようと思います。

 四万十市西土佐ふれあいホール敷地内にある四万十天文台は、2013年にふるさと納税により2代目としてリニューアルした「公開天文台(一般の皆さんに開かれた天文台)」です。初代・西土佐村天体観測所は、平成3年に現在の西土佐中学校の裏山に設置されました。きっかけは1988年に旧環境庁より「星空の街」に選ばれたことだったようです。実はこのころ、全国各地で多くの公開天文台が設置されました。当館のように小さな規模から鏡の直径が1mを超える大型の天体望遠鏡を備える施設まで…なんと国内には約300もの公開天文台があるんです!入館料の有無はありますが、こんな小さな島国にたくさんの公開天文台があることはすごいことだと思います。しかし、天体観望会参加者の皆さんへ「天文台に来たのが初めての人」と、伺ってみると参加者の約半数、日によって全員初めてという結果になることが多々あります。

 今年11月21日、公開天文台は国内初開設から100周年という大きな節目を迎えます。天文台ってハードル高そう…と、思っているそこのあなた!そんなことないですよー!「最近見えるあの星は…?」、「惑星見たーい!」、そんな気軽な感じで遊びに来てみませんか?そして、自分たちの住む町をはじめ各地の公開天文台をぜひ巡ってみてください。みなさん、今年は「天文台デビュー」しちゃいましょー☆

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四万十天文台