阿弥陀如来像(藤ノ川)

一木背刳作り。彩色は古色。全体に施されていたものだが、現在はほとんどはげ落ちている。
像の高さは58.5cm。薄手作りで、肩幅が広いところは藤原時代の特徴である
作りも良く、仏師の作がこのような所にあることは珍しいといわれる。
なお、この仏像は明治4(1871)年の廃仏棄釈の際、川に流されたが、川下の渕に止まり、半年近くして地元の人が拾い上げたといわれる。この如来像が流されもせず止まっていた渕を後に「仏渕」と呼ぶようになった。