笑顔をつなぐ 四万十の花街道物語
JR予土線・窪川駅から四万十市西土佐方面へ車を走らせると、山や川の景色がより深まり、四万十川の蛇行とともに旅が始まる。
西土佐地域に入り、間もなくすると長生(ながおい)沈下橋付近から続く桜並木は、春には道の両側から桜が枝を広げ、まるで「花のトンネル」をくぐっているような心地よい景色が広がり、自然と笑顔になってくる。

この美しい景観を守り続けているのは、竹村綜合建設の金谷社長である。
かつての四万十川漁協連合会長の想いを継ぎ、「四万十川沿いの桜を40,010(しまんと)本にする」という壮大な目標を掲げ、日々管理に励んでいる。

その活動は桜に留まらず、片側1.7km、両側で3.4kmに及ぶ「花街道」には、梅、ツツジ、年に二度咲くバラ、初夏にはアジサイ、秋のモミジ等が植えられ、四季折々の表情で訪れる人を笑顔にしている。また、西土佐の中心地・江川崎の花壇も地域の皆様と協力して整備するなど、その想いは隅々にまで行き届いている。
こうした風景づくりは、金谷社長の「地域の暮らしに寄り添う」という仕事の原点と深く結びついている。「今この地域に足りないものは何か」を常に問い、建設業を核に、介護、家庭から出るごみの収集運搬、産業廃棄物処理場、警備など多岐にわたる事業を展開。地域の困りごとに向き合う、一貫した信念に基づいている。
「西土佐を良くしたい、ここに暮らす人々を守りたい」
その答えを探し続ける金谷社長の挑戦は、四万十の美しい風景とともに、今日も力強く続いている。
アジサイについてはこちらもご参照ください:朝日新聞2021.6より
「現代の花咲かおじさん」四万十川を紫陽花色に染める [高知県]:朝日新聞


担当:四万十市地域おこし協力隊 水上さよ子


