藤の瀬バラ園12年目の春へ

花・植物・自然を愛する四万十市役所集落支援員の須山美樹です。

目黒川花街道にある FUJINOSE ROSE ROAD

みなさんはご存知でしょうか。

高知県四万十市西土佐大宮地区、四万十川支流目黒川のほとりの山の中に、
毎年5月の母の日の頃になると、色とりどりのバラが咲き誇る場所があります。

「藤の瀬バラ園」。今年で12年目を迎えます。


藤の瀬バラ園ホームページ
始まりは、一枚の模造紙からでした。

耕作放棄地をバラ園へ はじまりは、ここから

2012年、県外の大学生たちがこの地域へやってきて、住民と一緒にワークショップを開きました。
「10年後、20年後のこの地区はどうなっていたい?」
先進地のアイデアも交えてもらいながら、夢を模造紙に書き出しました。

・昔あった田休みを彷彿とさせる「みんなで遊ぶ日」
・床屋さんの髪が害獣駆除になる
・放置竹林で竹の作品や竹炭石鹸をつくる
・外から人を呼んで「体験農園」をする 等
この中から生まれたのが「ローズロード構想」です。

害獣よけの鉄柵を生かす 逆転の発想

田畑を守るために張り巡らされた猪や鹿よけの柵——その鉄柵をバラで覆ってしまおう!という逆転の発想でした。

「インターンシップの大学生が寝泊まりしながら、あんなに一生懸命地域点検してくれたんだから、

ワークショップやって終わり。これでは申し訳ない。実行しようや!」

当時の区長である尾崎裕人さんを筆頭に、わずか27人の地区住民が

耕作放棄地をバラ園にする「藤の瀬バラ園の会」が発足しました。


害獣対策の柵が、地域のシンボルへと姿を変えていく構想です。

山と田んぼと清流とバラ 狭路を通ってきた甲斐があると言われるよう、頑張っています。

地域の願いが叶った日

思い起こせば、過去には、園内で元地域おこし協力隊員の結婚式も執り行われました。

この土地で出会った2人の門出を、新郎新婦のご親族や友人、地区住民と満開のバラが祝った1日でした。

バラ園の花を摘み取ってフラワーシャワーの演出

美しいバラを咲かせ続けるには

毎月バラ園の草引きや消毒、日々の花柄摘み等、整備する地域の人のボランティアで、今の「藤の瀬バラ園」があります。

5月のバラまつりでは、藤の瀬にぎやかキッチンの手作りバラ寿司の販売もありました。

あなたも大宮地区の住民になりませんか?

ところで、

現在、この豊かな自然のなかで育まれる大宮米の販路拡大に取り組む地域おこし協力隊員を募集しています。
地域おこし協力隊募集(大宮地域商社担当)


花があり、食があり、笑い合える人がいる。

そんな四万十市西土佐大宮地区で、あなたも次のストーリーを紡いでみませんか。
文・須山美樹(集落支援員/黒尊川流域担当)