高知県四万十市西土佐の米ナスは
露地栽培作付け面積なんと!世界一!!
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直接日光を受けて育つ露地栽培は、ツヤや形も「本来の米ナス」 西土佐を「米ナスの里」にしたい!
露地栽培は圃場を山から切ってきた竹で囲むため、竹林の整備にも繋がる。
切った竹を活用するためSDGsにも通ずるところがあるかと思うが、 昔からやってきたことをやっているだけ。- Q.米ナス始めて何年?
- A.8年目になります。
- Q.農家の前は何をしていた?
- A.2年程建築業。その後、西土佐農業公社で研修を受け就農しました。
- Q.露地栽培と雨よけ栽培の割合は?
- A.露地6:雨よけ4です。
- Q.露地米ナスの魅力は?
- A.直接日光を受けて育ち、ツヤや形をとっても「本来の米ナス」と言えるかと。見た目は8月頃が良いですね。
- Q.露地と雨よけで、味の違いはあるか?
- A.味の違いに気付かない方なので、わからないです。
- Q.旬はいつごろか?
- A.栽培方法にもよって若干変わってくるが、秋じゃないかと。
- Q.収量が安定する時期は?
- A.7~8月、9~10月の2回。
- Q.米ナス部会の雰囲気が良いのはなぜか?
- A.西土佐地区特有の風習もあるかもしれない(親同士の繋がりがあるなど)。あと、先輩農家の人たちが本当に熱心に教えてくれて、皆をまとめてくれるからだと思います。
- Q.米西土佐地域を「米ナスの里」として広めようという案があるがどう思うか?
- A.良いと思う。私もホープとして頑張っていきたいです。
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JAの検査員から100点満点の評価をもらえる米ナスを 出荷できるようになったのでうれしいです!
あと、生産者は男性が多いのですが、同世代の女性にも農業に興味を持ってもらいたい。
そして、気軽に相談できる同性の就農者がもっと増えて欲しいです。- Q.米ナス始めて何年?
- A.3年目です。就農と同時に米ナス栽培を始めたので、農家としても3年目です。
- Q.就農までの道のりは?
- A.地元の高校を卒業後、西土佐農業公社で2年間研修した後に就農しました。
- Q.農業公社では様々な作物を栽培しているが、その中で米ナスを選択した理由は?
- A.米ナスは地元で多く出荷されており、父親も栽培をしていたからです。
- Q.農業に関心があったのですか?
- A.農作業をする父親の姿をみて育ち、子どものころから農業に興味がありました。
- Q.就農を決めたきっかけは何?
- A.高校時代に高校の農園での実習で作物を育てて、苗の成長や収穫の喜びを体験したことで農業をしたい気持ちが強くなりました!
- Q.米ナスの栽培面積は?
- A.ハウスで11aほどです。今年は650本ほどの苗を植え付けた。
- Q.栽培において気を付けていることは?
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A.一番は梅雨時期の病害虫です。
必要があれば農薬散布を行うのですが、天敵による防除を基本としていて、なるべく農薬は使わないようにしています。
- Q.1本の苗からどれほど収穫できる?
- A.だいたい5ケース分ほど。(9個/ケース×5ケース=45個)
- Q.今後の目標は?
- A.1本の苗から7ケース分(63個)以上の収穫を目標としています。また、収穫量のみならず、サイズや形など品質の良いものを出荷できるよう、適期を逃さずに上位ランクの物を収穫したいです。 今後は、別の今使われていないハウスを修繕して、作付面積をもっと広げていきたいです。
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米ナスに限らず農業は継続していくことが理想的。
でも、途中で辞めても栽培方法等を習得していれば
農業に戻ってくることも不可能ではない。
収益の上がる作物として 米ナスを西土佐の名産に育てたい!
- Q.米ナス始めて何年?
- A.都会から戻ってきて始めてから30年程になる。
- Q.西土佐地域で米ナス栽培が始まったきっかけは?
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A.昭和54年、当時のJA担当者が地域にあまりなじみのないものの栽培を勧めたこと。
自分は地域で米ナス栽培が始まって、10年程経った頃に栽培を始めた。 - Q.栽培始めた当時は露地栽培?
- A.露地。今は、露地と雨よけハウスと両方で栽培している。
- Q.露地の良いところは?
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A.雨よけハウスと比べ、経費がかからないため手軽に始められ、中山間地域に向いた品目ではあると思う。
近年は温暖化の関係で昔より栽培しやすくなった気がする。 - Q.反当りどれくらいの収入?
- A.200万円程/反。他の品目ではこれほどまで稼げない。
- Q.新しい生産者はいるのか?また、栽培できる場所はあるのか?
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A.場所はいくらでもある。新しい生産者も少しずつ増えてきている。
米ナスなどの重量野菜は運搬などに力を要するため、若い人の方が有利。 - Q.露地米ナスを囲む棚(竹)はどれほどもつものか?
- A.2年程はもつと思う。
- Q.米ナス生産者で兼業農家はいるか?
- A.他の品目を栽培している人はいるが、専業農家ばかり。
しっかりと栽培すれば十分食べていける。